自治体名
愛知県 日進市
人口
エリア
サービス
日進市 様
財務会計システムに電子決裁、電子請求追加導入による行政経営の効率化を実現
導入の背景と効果
課題
- ・紙での伝票処理の効率化のため電子決裁の導入を決定したが、充分な効果を得られない可能性がある
目的
- ・電子決裁の導入に伴い、電子請求も導入し更なる効率化を目指したい
効果
- ・電子決裁、電子請求の運用開始後には130社以上が利用し、職員の作業量の削減につながった
目次
- ・概要
- ・目的・課題
- ・選定のポイント
- ・愛知県 日進市様のご紹介
概要
FAST財務会計を利用し、令和2年度(2020年度)予算分より、実施計画から予算編成の連動の仕組みを稼働させ、事業費を一次経費と二次経費に分類し、それぞれ異なるアプローチでの事務推進を図っていた。 続いて令和6年度(2024年度)に、FAST財務会計の電子決裁をオプション利用するにあたり、更に業務効率化の効果を高めるため電子決裁(Haratte)を導入した。 先に財務会計システムの電子決裁導入が決定しており、支出命令に添付する必要がある請求書の電子化については、当初は市から事業者にメールで送ってもらう運用を想定していたが、ジャパンシステムからの提案で財務会計システムの電子決裁開始と合わせた電子化推進施策として導入検討を開始。 電子請求については、取引量の多い事業者への利用意思確認を実施し好意的な反応を確認した上で、予算化を実施した。
電子請求の導入に際しては利用率を高める必要があったため職員の利用促進と事業者の利用促進の2つの観点で利用促進の取組みを行った。
職員の利用の観点では、RPAとの組み合わせでFAST財務会計への取り込みを自動化し、起案まで完了できる仕組みを構築。 事業者の利用の観点では、書類作成の手間削減や郵送料が不要となる通常の効果に加えて、契約約款を変更し電子請求書の利用を「原則」とする、電子請求書を利用しないと支払通知を送付しない、取引量の多い事業者へは個別に説明と利用フォローを実施するなどの取組みを行った。 利用開始から事業者の利用が徐々に増加し、130以上の事業者が利用している。 導入時にヘルプデスクを設置したことで、利用可能か心配されていた小規模な事業者もフォローされ利用ができている。 職員からは、時短の効果に加えて、同じ請求書を重複して取り込めないミス防止の機能も好評だった。導入済みだった財務会計システムは、パッケージシステムの標準機能を採用しカスタマイズを抑制していた。カスタマイズを最小限に抑えても、電子決裁、電子請求のシステムをスムーズに導入できた。 導入コストも低く抑えられて、大きな効果を得られる結果となった。
目的・課題
システム導入で紙の請求書による業務を効率化する
選定のポイント
既存の財務会計システムのオプションとして利用可能な電子決裁の導入と低コストで財務会計システムへの連携が可能な電子請求システムの導入を希望した。
- ※本導入事例は2024年10月現在の情報を元に作成しています
愛知県 日進市様のご紹介
日進市は、愛知県のほぼ中央部である尾張と三河の境に位置し、西は名古屋市東部、東は豊田市・みよし市、南は東郷町、北は長久手市にそれぞれ隣接しています。大都市名古屋に隣接していることから昭和40年ごろから急速に宅地開発が進み、大学・短大なども数多く立地し、快適な環境を持つ住宅都市として、また、学園都市として発展を続けています。
市の中心には天白川が流れ、河畔には田園風景が続きます。里山や畑など日本の原風景がいまでも色濃く残っています。 所在地 愛知県日進市蟹甲町池下268番地 人口 9.1万人